認定看護師　小野香苗

支援体制を利用して得た学び

私は集中ケア認定看護師を取得するため、県外で７ヶ月間の研修を受けました。研修期間中は、認定看護師研修支援体制の制度により、研修期間を出張扱いとしていただき、研修費用の一部も助成していただきました。専門的な講義や試験に追われ、自分自身の課題に向き合う大変な日々でしたが、これまで行ってきた看護実践を振り返り、意味づけ、病院の仲間に支えられていることを思い出しながら乗り越えることができました。看護師としてだけでなく人としても多くを学び、同じ志をもった研修生との出会いも自身の財産となっています。

専門性の高い看護実践で回復を支援

認定看護師には、実践・指導・相談の３つの役割があります。医療チームの中で実践と指導を通して、重症患者さんやそのご家族の身体的心理的苦痛の緩和に努め、合併症を最小限に早期回復を目指す専門性の高い看護の提供に取り組んでいます。また、現在は集中治療部で勤務していますが、一般病棟の重症患者さんの看護におけるサポート役として相談に応じ、必要な知識や技術の研修を行うなどの活動をしています。
様々な重症患者さんやそのご家族が、一日でも早くもとの生活に戻れるよう看護の質の向上に努めること、クリティカルケア看護における看護師のやりがいを高めることを目標にこれからも自己研鑽を続けていきたいと思っています。