看護の現場 – 部署・病棟

Various Areas・Wards

多彩な領域・病棟

東病棟

7F – 血液内科/腫瘍内科

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【診療科と病床数】

血液内科20床・腫瘍内科16床の計36床

【看護職員数】

看護師33名、看護助手3名の計36名

私たちは、がん疾患を抱えた患者さんのアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を大切にし、患者さんがその人らしい人生を送ることができるような看護の提供を目指して日々自己研鑽に努めています。医師、看護師、薬剤師、栄養士など多職種が参加する合同カンファレンスを開催し、多職種で支援します。

▼血液内科

血液悪性疾患に対する化学療法や造血幹細胞移植を行い、2023年度からはCAR‐T細胞療法という難治性のがんに対する治療を開始しました。退院後は長期フォローアップ(LTFU)外来での継続した支援にも取り組んでいます。

▼腫瘍内科

主には化学療法を行い、退院後もセルフケアが継続できるよう支援します。緩和ケアチームや総合患者支援センター等と連携して看護を提供しています。

6F – 内分泌・糖尿病内科/腎臓内科/膠原病内科/総合内科・総合診療科

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【診療科と病床数】

内分泌・糖尿病内科13床・腎臓内科9床、膠原病内科10床 総合心療内科2床の計34床

【看護職員数】

 看護師21名、看護助手2名の計23名

平成29年の再整備以降、6西病棟と一看護単位として管理しています。各診療科の急性期から回復期、慢性期の患者さんを対象とします。医師・看護師・看護助手・クラークの多職種が協働する医療・看護の提供で、患者さんが自分の病気と向き合い、病気と共に生活できるように支援します。私たちは、各診療科の専門性を発揮でき、患者さんやご家族の気持ちに配慮した思いやりのある看護の提供を目指し、日々、研鑽しています。

5F – 腎臓外科・泌尿器科/麻酔科

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【診療科と病床数】

腎臓外科・泌尿器科27床 麻酔科1床 皮膚科2床 共通2床の計32床 

【看護職員数】

看護師23名、看護助手2名の計25名

平成29年の再整備以降、5階西病棟と一看護単位として管理しています。小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんを対象とします。専門知識や看護技術を追求し、患者さんと共に退院後の生活を考えながら、プライバシーを守り、安全・安心な看護を提供します。

私たちはお互いを尊重し、東西病棟で協力し合い、思いやりのある看護ができる部署を目指します。

▼腎臓外科・泌尿器科
悪性腫瘍に対する手術や化学療法および放射線治療、腎移植や血液透析などの腎不全医療、尿管結石に対する内視鏡下手術を行います。排泄や性に関わる問題を患者さんとともに考え、退院後も手術前と同じような生活が送ることができるように支援します。

▼麻酔科
慢性的な痛みに対する治療を行います。患者さんの痛みを理解し、評価を行いながら、症状緩和できるように支援します。

4F – 小児科/小児外科

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【診療科と病床数】

小児科30床・小児外科1床・共通病床2床の計33床

【看護職員数】  

看護師29名、看護助手2名の計31名

小児科を中心とした15歳未満の内科系および外科系、急性期から慢性期、日帰りの検査入院等、幅広い疾患を持ち検査や治療を受ける子ども達を対象とします。医師・MSW・臨床心理士・保育士等、他職種とチームカンファレンスを開催し、子どもとご家族に寄り添い、安心して入院生活が送れるようにチーム医療を展開します。

▼主な疾患

小児白血病・悪性リンパ腫などの造血器腫瘍疾患や他臓器腫瘍、急性脳症・てんかんを中心とした神経疾患、遺伝性疾患・代謝疾患等

病棟での生活は、子どもにとって療養の場だけでなく成長発達のための社会生活や気分転換の場でもあります。保育士と協働し、七夕やクリスマス会などの季節行事を企画し、入院中の楽しい思い出づくりや環境づくりに心がけます。

私たちは子どもの意思決定や知る権利など子どもの権利を尊重し、こどもの未来を支えていけるように安全で安心な質の高い看護の提供を目指します。

3F – 血液浄化センター

センター内

術後の患者さんや重症患者さんが多く、透析中の呼吸や循環管理の変化への対応がより必要となります。痛みなどに対する安楽への介入も重要です。
集中治療部の看護師が交代で、様々な状態で入室する患者さんに、安全で安楽な透析が行えるように日々頑張っています。

2F – 脳神経外科/眼科

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【診療科と病床数】

脳神経外科28床・眼科23床の計51床

【看護職員数】

 看護師33名、看護助手3名の計36名

私たちは、患者さんが一日でも早く日常の生活に戻ることができるように、専門性の高い看護の提供を目指しています。患者さんの人格を尊重し、患者さんやご家族との信頼関係を築きながら、可能性を信じて、根気強く支援する姿勢を大事にします。

病気のため自由に体を動かすことができず、自分の思いを十分に伝えることのできない患者さんや視力低下のために日常生活が不自由な患者さんに対して、QOLの維持・向上を目指し、医師・リハビリテーション部・MSW等、多職種と連携したチーム医療で看護を提供します。

▼脳神経外科

脳血管障害、脳腫瘍、神経疾患、眼科疾患を持ち、手術療法、放射線療法、化学療法などを受ける患者さんを対象とします。入院までの経過は、急激な発症から長期に及ぶものまで多様で、退院後の継続看護や自己管理にむけ支援します。

1F – 外来化学療法室

【診療科と病床数】

全診療科を対象とし電動ベッド7床、リクライニングチェア10床の計17床

【看護職員数】

 看護師5名

抗がん剤等のがん薬物療法を外来通院しながら安全・安心に提供する専門の治療室です。

通院治療により、自宅でこれまで通りの日常生活を送ることができ、患者さんの生活の質を保つことができます。治療と自宅での生活が両立できるように、看護師は副作用をできるだけ少なく抑えるように体調の観察や症状の管理、気がかりへの対応を行います。また、患者さん自身が副作用に対処できるよう、セルフケアへの支援も行います。

がん薬物療法の数や種類が増え、がんゲノム医療が行われるようになり、がん治療の選択が複雑になりました。患者さんが望む治療や日常生活が送ることができるように、看護師、医師、薬剤師、他の医療スタッフ等、さまざまな職種が協力してサポートします。

西病棟

7F – 消化器内科/消化器外科

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【診療科と病床数】

消化器内科23床・消化器外科2床・腫瘍内科2床・共通病床1床の計28床

【看護職員数】

 看護師23名、看護助手3名の計26名

私たちは、患者さんやご家族が安心して検査・治療に臨めるように、医師と協力して日々の看護に取り組みます。また、診断後の患者さんの思いに寄り添い、今後の意思決定を支援することを大切な看護として提供しています。

▼消化器内科

上部消化管から下部消化管、肝疾患、胆膵疾患等、多岐に及び、内視鏡を用いた診断目的の検査や早期癌・ポリープ切除といった内視鏡治療、肝生検による肝疾患診断や化学療法・血管内治療・ラジオ波焼灼療法を行います。診断への不安を抱える患者さんへの看護を提供しつつ、低侵襲の検査・治療が円滑・安全に行えるように取り組んでいます。

6F – 神経内科/乳腺外科

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【診療科と病床数】

脳神経内科21床 乳腺外科3床 膠原病2床の計26床

【看護職員数】

 看護師20名、看護助手2名の計22名

平成29年の再整備以降、6階東病棟と一看護単位として管理しています。私たちは、退院後も、患者さんが病気と共に、その人らしい生活を送ることができるように看護を提供します。

▼脳神経内科

日常生活(食事介助・移動・清潔等)を援助し、転倒などの危険防止に努めます。患者さんとご家族、医師、ESWと共に、退院後の生活を見据えた社会資源の調整や指導に取り組んでいます。

▼乳腺外科

手術・ホルモン療法・化学療法・放射線治療を行います。治療や病期に合わせたケアで、患者さんの不安が少しでも軽減できるように支援します。

5F – 皮膚科/形成外科

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【診療科と病床数】

皮膚科15床・形成外科7床・共通3床の計25床 

【看護職員数】

看護師18名、看護助手1名の計19名

平成29年の再整備以降、5階西病棟と一看護単位として管理しています。小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんを対象とします。専門知識や看護技術を追求し、患者さんと共に退院後の生活を考えながら、プライバシーを守り、安全・安心な看護を提供します。

私たちはお互いを尊重し、東西病棟で協力し合い、思いやりのある看護ができる部署を目指します。

▼皮膚科・形成外科

外科的治療や外用薬での治療、入浴処置の介助、化学療法や免疫療法を行います。外観の変化に対する精神面での援助を行います。様々な痛みやかゆみの症状を少しでも早く取り除けるように、治療・看護に取り組んでいます。

4F – 産科婦人科

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【診療科と病床数】

産婦人科38床・NICU6床・GCU6床の計50床

【看護職員数】

 看護師24名、助産師23名、看護助手2名の計49名

私たちは、女性のライフステージに寄り添い、命の誕生から思春期・成熟期・更年期・高齢期すべての女性の健康支援に取り組みます。

▼婦人科

ロボット支援下手術など低侵襲手術をはじめとした手術療法や化学療法、放射線療法を行います。生殖医療センターでは、不妊症治療や悪性疾患の妊孕性温存等も行います。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)に取り組み、患者さんやご家族と医療者が繰り返し、話し合いを持ちながら、患者さん自身が意思決定できるよう多職種で支援します。

3F – 循環器内科/CCU

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【診療科と病床数】

循環器内科24床、CCU2床の計26床

【看護職員数】

 看護師24名、看護助手2名の計26名

高血圧、動脈硬化などの生活習慣病を持つ患者さんや低侵襲のカテーテル治療を受ける患者さんを対象とします。特殊外来では、デバイス手術を受けた患者さんに対して、植え込み型心臓デバイス認定士の資格を持つ看護師による継続看護を提供しています。患者数の増加が社会問題となっている心不全の患者さんには、セルフモニタリングができるようにハートノート・心不全ポイントを用いて病期に合わせた療養指導を行い、再入院の予防に努めています。退院後の外来受診日には、病棟看護師が外来に出向き、継続した療養指導に取り組みます。

▼主な検査・治療

心臓カテーテル検査(CAG)や経皮的冠動脈形成術(PCI)、不整脈に対するデバイス治療やカテーテルアブレーション、経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)、経皮的僧帽弁接合不全修復システム(MitraClip術)等

1F – 教育支援室

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【看護職員数】

 看護師長1名、副看護師長3名の計4名

各部署で働く看護職が、患者さんの意志を尊重し、思いやりのある看護を提供できるように支援します。看護実践能力の獲得・向上を目指して、集合教育と職場内教育との双方を連動させ、看護職が自己研鑽に取り組めるように働きかけます。

社会の変化とともに人々の価値観が変化し、健康上のニーズも多様化・複雑化しています。このような中でも、看護職の人々の生涯にわたり健康な生活の実現に貢献する役割に変わりありません。社会やニーズに合わせ、新たな知識の獲得や技術を学び直す機会を提供し、生涯にわたる学習活動を支えることに取り組み続けます。

新病棟

7F – 消化器外科

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【診療科と病床数】

消化器外科39床・共通(特別室)1床の計40床

【看護職員数】

 看護師27名、看護助手3名の計30名

私たちは、消化器疾患の特徴である「食べる」「排泄する」ことへの支援を通して、患者さんの意志を尊重した「その人らしい生活」の実現を目指し取り組んでいます。

入院時から疾患別パンフレットを活用したオリエンテーションを行い、術後のQOLが低下しないように、早期リハビリテーションに取り組みます。入院前から外来-病棟看護師間で情報共有を行い、医師やMSW等、多職種で連携した退院支援に取り組みます。

▼消化器外科

食道・胃・腸・肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓疾患の中でも悪性腫瘍が多く、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術など先駆的な治療を行います。人工肛門を造設した患者さんには、病棟看護師だけでなく皮膚排泄ケア認定看護師も積極的に関わり、ストーマケアの自立に向けた支援を展開します。

6F – 呼吸器外科/呼吸器内科

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【診療科と病床数】

呼吸器・感染症内科22床・呼吸器外科14床・膠原病内科1床・腎臓内科1床・共通2床の計40床

【看護職員数】  

看護師26名、看護助手2名の計28名

特定看護師や呼吸療法認定士の資格を得たスタッフが所属し、専門性を高めようと励んでいます。皆元気で明るく、結束力の強い職場です。

▼呼吸器内科・呼吸器外科

外科的治療、放射線化学療法、在宅酸素療法に関する専門的な指導・援助、呼吸リハビリを行います。内科と外科が一単位となり、検査から周手術期までを通して同じスタッフが看護を提供しています。在宅治療への移行時には、外来と連携し、退院後も安心した生活が送れるように支援します。在宅酸素療法の導入では、必要に応じて家庭訪問をし、実際の生活の様子を確認したうえで、必要な支援を一緒に考えています。

▼感染症内科

陰圧室4床、簡易陰圧装置が設置された病室7部屋(19床)があり、結核、汎発性帯状疱疹などの空気感染や新型コロナウイルス感染症の患者さんを受け入れます。

5F – 耳鼻咽喉科・頭頸部外科/歯科口腔外科

集合写真

写真:5新

【診療科と病床数】

耳鼻咽喉科・頭頸部外科29床・歯科口腔外科9床・共通1床・特別室1床の計40床

【看護職員数】  

看護師26名、看護助手4名の計28名

私たちは、治療による「食べる」「話す」「聞く」の機能障害や副作用を最小限とするため、根拠に基づいた看護の提供に日々努めています。コミュニケーション障害や摂食嚥下障害は、QOL(生活の質)に大きく影響を与えます。残された機能を最大限に発揮できるよう、言語聴覚士等と協働した看護を提供しています。「また食べられるようになって嬉しい」等、患者さんの声は、私たちの励みです。退院後も、その人らしい生活が送れるように、患者さんを中心にご家族、医師・薬剤師・MSW等の多職種、及び地域の医療機関とも連携し、退院支援に取り組みます。

▼耳鼻咽喉科・歯科口腔外科

外科的治療、化学療法、放射線療法等を行います。

4F – 産科婦人科/NICU/周産母子センター

NICU

【診療科と病床数】

産婦人科38床・NICU6床・GCU6床の計50床

【看護職員数】

 看護師24名、助産師23名、看護助手2名の計49名

▼周産母子センター

正常妊娠やハイリスク妊娠・分娩、新生児管理を行います。外来受診時から、地域や関係機関と連携し、産婦人科・NICU・GCUの医師・看護師・助産師、コメディカルが協働することで、患者さんとご家族が安心して分娩を迎え、子どもが健やかに生まれ育つことができる環境作りに取り組んでいます。

3F – 心臓血管外科/循環器内科

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【診療科と病床数】

心臓血管外科30床・循環器内科5床、放射線科3床、共通病床3床、特別室1床の

計42床

【看護職員数】

 看護師29名、看護助手4名の計33名

理学・作業療法士、栄養士と協働し、早期にリハビリテーションや食事について考え、患者さんが1日でも早く元の生活に戻ることを目標に看護を提供します。大分県が推進するハートノート・心不全ポイントを用いて、外科・内科を問わず、循環器の専門性を考慮した継続看護を提供しています。緊急入院も多いので、患者さんやご家族の意思を尊重し、安全で安心な看護が提供できるように努めています。

▼心臓血管外科

狭心症、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、弁膜症等、心臓と大動脈から末梢血管の疾患を主とし、弁・大動脈置換術、血管バイパス術等の手術を行います。近年、弁膜症は、カテーテルを用いた弁の置換、または形成する手術が行われます。また、埋込型補助人工心臓手術も行います。

▼放射線科

動脈塞栓治療や腎臓の腫瘍に対して凍結療法を行います。

2F – 整形外科/リハビリテーション部

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【診療科と病床数】

整形外科42床・腫瘍内科4床・腫瘍センター2床・緩和ケア病床2床・

脳神経外科病床3床の計53床

【看護職員数】

看護師34名、看護助手3名の計37名

医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・MSWなど多職種が協働し、患者さんやご家族がその人らしく生活できるよう精神的な支援や日常生活への復帰に向けた看護を提供しています。また、入院時から退院後の生活を見据え、セルフケアへの指導や生活環境の調整など、退院後も安心して暮らせるための支援を行います。

▼整形外科

運動器に障害があり、痛みで日常生活に支障を来している患者さんや事故などで筋・骨格系に障害を負った患者さんを対象とします。

▼腫瘍内科・腫瘍センター、緩和ケア病床

化学療法や疼痛コントロールを行う患者さんを対象とします。

▼脳神経外科

脳血管障害や脳腫瘍、神経疾患で放射線療法、化学療法等を行う患者さんを対象とします。

北病棟

2F – 精神科/デイケアセンター

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【診療科と病床数】

精神科 開放病棟15床、閉鎖病棟15床の計30床

【看護職員数】

看護師17名

うつ病や気分障害、統合失調症、認知症などの患者さんを対象とします。メンタルステータスイグザミネーション(MSE)の技術を活用した精神症状のアセスメントとセルフケア能力の維持・向上に向けた看護を提供しています。また、多職種と協働したカンファレンスの開催など、退院を見据え支援する仕組み(退院支援プログラム)を活用し、地域における患者さんの生活と社会復帰に向けた支援を行います。

作業療法室とデイケアが併設され、専従の看護師と作業療法士を配置しています。精神疾患で休職された方の職場復帰と職場定着の支援を目的としたリハビリテーションプログラムに取り組みます。

中央診療棟

3F – 手術部/集中治療部(ICU)

▼手術部

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【手術室数と手術件数】

手術室15室、1日20~30件の手術が行われる。

【看護職員数】

看護師49名

私たちは、麻酔科医師・診療科医師・臨床工学技士等の他職種と協働し、チーム医療で安全な手術の提供を目指しています。ロボット支援下手術や低侵襲手術等、高度先進医療にも対応できるように、高度な知識と技術の習得に日々励んでいます。

▼入院前 術前外来

入院前、手術の決定時点から、患者さんと共に手術を受ける準備に取り組んでいます。手術前日には患者さんと面談を行い、入室から退室までの流れを説明し、不安の有無を確認しています。

▼術後疼痛管理チーム

術後の疼痛をコントロールすることを目的に医師・薬剤師・看護師がチームとして活動しています。効果的な疼痛コントロールで早期回復を目指します。

▼集中治療部

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【診療科と病床数】

計8床

【看護職員数】

 看護師33名、看護助手1名の計34名

私たちは、全員が統一した専門性の高いケアを提供できるように、高度な知識と技術の習得に日々励んでいます。重篤な状態にある患者さんが、一日でも早く元の生活を取り戻すことができるように、医師、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士等、多職種と協働して、人工呼吸器からの早期離脱や早期離床を目指した介入に取り組みます。内科・外科を問わず、呼吸・循環・代謝、その他重篤な急性機能不全で生命の危機的状況にある患者さんの変化を察知し対応できるように、看護師は常に患者さんのベッドサイドでモニタリングを行い、フィジカルアセスメントを駆使しながら看護を提供しています。また、危機的状況に置かれた家族へのケアにも力を入れています。日々変化する患者さんの回復過程を間近で実感でき、タイムリーに関わることができるので、とてもやりがいがあります。

1F – 放射線部/材料部/内視鏡診療部

▼放射線部

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【看護職員数】

 看護師24名

医師・放射線技師・臨床工学技士・検査技師など多職種でチーム医療を提供します。

CTやMRI等の検査、カテーテル治療や放射線治療を受ける患者さんの看護ケアなど、幅広い診療科で専門性の高い看護を実践しています。放射線治療には、がん看護専門看護師と協働し、治療に伴う精神的・身体的症状の早期発見に努め、患者さんがいつでも相談できる環境作りを実現しています。治療中だけではなく、病棟・外来・専門チームと連携する体制を整備し、看護実践に繋げます。

▼IVR(画像下治療)

多職種によるチームワークが必要とされる治療です。看護師は、治療内容や手技の理解に向け日々トレーニングし、患者さんへ還元できるように努めています。

▼内視鏡診療部

最先端の内視鏡機器を用いた精密で信頼度の高い検査を行います。検査を受ける患者さんに一人ずつ問診し、安心して検査に臨めるように支援します。

▼材料部

材料部

【職員数】

 看護師2名、病院職員1名、外部委託業者36名

材料部のスタッフは、看護師長を含め病院職員3名と外部委託業者36名で業務を行なっています。
材料部の使命は、滅菌にかかわる業務及び一般材料の管理を中央化することで業務を省力化し、医療サービスの向上を図ることにあります。その為、病院全体の医療機器・器具の洗浄、消毒・滅菌、一般材料の管理、供給業務を担い、診療行為・看護ケアが安全、円滑に行なわれるように、臨床に対して後方支援を行う役割を担っています。

材料部は、業務内容から滅菌部門と物流部門の2つの部門に大別されます。
滅菌部門は手術部、病棟、外来を含む全部署の鋼製小物や器材セットの回収から滅菌まで一連の管理業務を行っています。
また、物流部門は、医療材料を一括管理し、的確に医療消耗品等を各部署に供給し期限切れや過剰在庫の解消、請求、発注業務の軽減など物品管理に関わる雑務を集約する業務にあたっています。

このように、材料部では、品質保証・業務の合理化・コスト管理・適正在庫管理・搬送管理などの高水準な業務管理を行ない、臨床で使用する医療材料を厳しい品質保証のもと定期的に見直し、供給・補充することを業務としています。

外来診療棟

医療安全管理部/感染制御部/総合患者支援センター/がん相談支援センター/緩和ケアセンター

▼医療安全管理部

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【看護職員数】

 看護師長1名、副看護師長1名の計2名

医師、薬剤師、看護師、事務職員等の多職種で構成され、各々の職種が多角的な意見を述べ合い、医療安全の向上に努めています。患者さんが安心して医療を受けることができるように、医療安全の確保と信頼の維持・向上を目指して活動します。

患者相談窓口では、患者さんやご家族からの医療内容に関する様々な相談に対応します。

▼感染制御部

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【看護職員数】

 看護師長1名、副看護師長1名、看護師1名の計3名

医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師の多職種で構成され、特定機能病院である当院の機能を維持し、患者さんやご家族、医師や看護師等、病院で働く全ての人を感染症から守るために活動します。また、県内の指導的立場でもあり、地域の施設と連携し、大分県の感染対策の向上にも寄与しています。

近年では、抗菌薬の不適切な使用による薬剤耐性が増加しており、抗菌薬の適正使用を推進しています。また、2020年以降、パンデミックに至った新型コロナウイルス感染症の発症を機に、手指衛生をはじめとした感染対策の重要性を、病院内に留まらず地域においても改めて認識を促し、感染対策の推進に努めています。

▼総合患者支援センター

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【看護職員数】

 看護師17名

(内訳 入院支援担当:7名、病床管理担当:3名、退院支援担当3名

 がん看護専門看護師、認知症看護認定看護師、精神科看護専門看護師教育課程修了者各1名)

「地域包括ケアシステムに対応した患者中心の医療体系を提供する」をミッションに掲げ、外来初診時から退院まで、切れ目のない療養支援を目指し、入院前から患者情報を多職種で共有して円滑な検査や治療に繋げます。

▼患者サポート部門

入院支援、病床管理、退院支援を行い、MSW8名、PSW1名、公認心理師2名が所属します。

医師、外来・病棟看護師との多職種連携で、患者さんとご家族が安心して地域で療養や生活ができる退院支援を目指しています。

▼受付部門

受付業務の充実により、地域の医療機関との連携強化を目指しています。

▼地域連携推進部門

地域連携パスやICTによる地域連携推進に取り組んでいます。

▼がん相談支援センター

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【看護職員数】

 看護師長1名、看護師2名の計3名

がん診療連携拠点病院として設置された誰でも利用できる「がんに関する相談窓口」です。がん専門相談員の研修を修了した看護師とMSWが、院内外のがん患者さんやご家族、医療機関等からの相談に対応します。病気や治療のことはもちろん、仕事、療養生活、医療費や社会保障のこと等、様々な不安や悩みに対し、相談者の想いに寄り添い、正しい情報の提供を通して、相談者自身が課題解決に向かえるように支援しています。また、出張ハローワークや患者サロンの開催によるピアサポートの場の提供等、多方面からがん患者さんを支援します。

▼緩和ケアセンター

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【看護職員数】

 看護師長1名、看護師2名の計3名

がんと診断された時から、患者さんの痛みや不安などの苦痛を緩和し、その人らしく過ごすことができることを大切に考え支援します。入院中の患者さんを対象に、医師、緩和ケア認定看護師、薬剤師、栄養士、公認心理師、MSWの多職種から構成するチームで介入しています。また、退院後の切れ目ない緩和ケアの提供に向け、外来や地域とも連携する体制をとっています。大分県立図書館での市民講座や、緩和ケア研修会の開催を通じた、市民の方への緩和ケア普及や、医療従事者の知識、技術の向上に貢献します。

1〜2F 外来

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【看護職員数】

 看護師35名

【診療科と外来利用者数】

30診療科、一日約1000名以上の外来患者さんが来院。

私たちは、患者さんやご家族が、医師の説明に納得して治療が継続できるように支援します。そして、地域の看護師や多職種と協働した在宅療養への支援に取り組んでいます。

▼外来 ⇔ 病棟間の継続看護

入院決定後は患者さんやご家族の不安軽減に努め、意思決定の支援を行い、病棟へ継続した看護を繋ぎます。退院後は、病棟から治療や看護の情報を受け継ぎ、在宅や地域でその人らしく安心した生活ができるように継続した看護を提供します。

▼外来スタッフ

コンシェルジュや医事課職員、警備員等、多様な職種が所属しています。来院した方のご案内、ストレッチャーや車椅子による搬送等、外来受診が安全でスムーズに行えるように支援します。

▼総合案内

外来看護師長が受診に関する相談に対応します。入院中の患者さんへの面会や物品の受け渡しも行っています。

高度救命救急センター

高度救命救急センター

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【診療科と病床数】

救命救急科24床(熱傷室1床含む) 

【看護職員数】

看護師43名、看護助手2名の計45名

医師をはじめ臨床工学技師、薬剤師、MSW、セラピスト、管理栄養士など多職種と連携し、命を救うだけではなく、患者さんが可能な限り早期に望む生活に戻れるよう、日々アセスメントしながらチーム医療を提供します。幅広い領域の看護を実践するため、教育体制の整備や学習会の開催、院外研修への参加等に取り組み、看護の質向上に努めています。

▼プレホスピタルから、初療・救命ICUのインホスピタルの看護まで

救急患者さんの特徴は、時や場所、年齢を選ばないことです。突然の発症や受傷により、患者さんは身体的のみならず、心理的・社会的な危機状態にあります。危機的状態にある患者さんの様々な変化を予測し、個々のニーズをとらえた看護提供に努めています。

看護情報システム担当

看護情報システム担当

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【看護職員数】

看護師長1名、副看護師長1名、看護師1名の計3名

当院の病院情報システム(BUNGO)は、平成17年1月に電子カルテを基盤とした病院情報システムに更新し、以降5~6年毎の定期更新や機能更新が盛んに行なわれています。

看護情報担当は、看護記録の質向上と看護実践に役立つシステムの利便性や安全性を図りながら安定した電子カルテの運用を目指し、医療情報部との検討やベンダーへの要望依頼を行います。現在、当院では約200種類のクリニカルパスを使用し、その改訂支援や新しいクリニカルパスの作成支援も行います。また、看護部の入職者や育児休業復帰者・実習学生への病院情報システムのオリエンテーションを担当し、業務や実習の導入支援をします。