看護部が学長賞の表彰を受けました！

2025.07.15

看護部が2022年から取り組んだ株式会社資生堂との受託研究で、化学療法の美容上の副作用に対する化粧療法による患者さんのQOLの向上効果を明らかにした成果が、国際学術誌Journal of Cancer Therapyに掲載決定しました。

その功績が認められ、7月14日に畑中教育担当副看護部長が、北野正剛大分大学学長より表彰を受けました。

社会生活を送りながら、がん治療を受ける患者さんが増加しています。治療に伴う外見変化（皮膚疾患）に対して、スキンケアや専用化粧品によるカモフラージュ、また、化粧行為そのものによる患者さんのQOLの改善を目指し、看護部では、資生堂技術者から講習を受けた看護職によるカウンセリングと化粧療法を実施しました。

今回、その評価をまとめた研究を通じて、化粧療法に関するエビデンスを国際的に発信することができました。これにより、がん患者さんのルックスケア（外見に問題を抱え、対処することに困難さを持つ方への支援）向上を期待できます。